塗潰し領域 分割/統合 使い方ガイド
複数エリアを持つ塗潰し領域を個別の領域に分割したり、複数の塗潰し領域を1つにまとめたりする機能です。
できること
- 分割: 2つ以上のエリア(境界ループ)を持つ塗潰し領域を、エリアごとに独立した領域へ分割します
- 統合: 複数の塗潰し領域を1つの領域にまとめます。重なり合っている領域も、ブーリアン和算で正しく統合されます
- 平面図・断面図・立面図・製図ビューなど、塗潰し領域を作成できるすべてのビューで使用できます
実行前の準備
対象要素を選択する
コマンド実行前に、ビュー上で塗潰し領域を選択しておきます。
| 操作 | 選択内容 |
|---|---|
| 分割 | 2つ以上のエリアを含む塗潰し領域を1つ選択 |
| 統合 | 統合したい塗潰し領域を2つ以上選択 |
| 両方 | 複数エリアを持つ領域 + 他の領域を混在して選択 |
💡 事前選択なしでコマンドを実行すると、「塗潰し領域を選択してください」というメッセージが表示されます。
実行手順
▶ ステップ1: コマンドの起動
- ビュー上で対象の塗潰し領域を選択する
- リボン「28 Tools」タブ →「注釈・詳細」パネル →「領域 分割/統合」ボタンをクリック
▶ ステップ2: 操作を選択
ダイアログ「塗潰し領域 分割/統合」が開きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分割 | 選択した領域を各エリアごとに独立した領域へ分割します(選択した領域が2つ以上のエリアを持つ場合のみ有効) |
| 統合 | 選択した複数の領域を1つにまとめます(2つ以上の領域を選択している場合のみ有効) |
選択内容によって有効/無効が自動的に切り替わります。
▶ ステップ3: 塗潰しパターンを選択(統合時のみ)
「統合」を選んだ場合、統合後に使用する塗潰しパターンをドロップダウンから選択します。
💡 選択した領域がすべて同じパターンを使用している場合、そのパターンがデフォルトで選択されます。
▶ ステップ4: OKをクリック
「OK」をクリックすると処理が実行されます。処理完了後、作成された領域数がメッセージで表示されます。
出力結果
分割の場合
- 元の塗潰し領域は削除され、エリア数と同じ数の独立した塗潰し領域が作成されます
- 各領域は元と同じ塗潰しパターンを引き継ぎます
統合の場合
- 元のすべての塗潰し領域は削除され、1つの塗潰し領域が作成されます
- 重なり合っている領域はブーリアン和算により正しく結合されます(重なり部分が「穴」になりません)
- 離れた位置にある領域は、1つの領域内の複数エリアとしてまとめられます
トラブルシューティング
「塗潰し領域を選択してください」と表示される
- ビュー上で塗潰し領域(FilledRegion)を選択してからコマンドを実行してください
- 塗潰し領域以外の要素(壁・床など)のみを選択している場合も同じメッセージが表示されます
「分割」がグレーアウトして選択できない
- 選択した領域がエリアを1つしか持っていない場合、分割はできません
- 複数のエリアを持つ塗潰し領域(2つ以上の境界ループを含む領域)を選択してください
「統合」がグレーアウトして選択できない
- 1つの領域しか選択していない場合、統合はできません
- 2つ以上の塗潰し領域を複数選択してください
異なるビューの塗潰し領域を統合したい
- 塗潰し領域はビューに固有の要素のため、異なるビューの領域を統合することはできません
- 同じビュー内の領域のみ統合できます
統合後に意図しない形状になる
- 重なり合っていない領域を統合した場合、複数エリアを持つ1つの領域になります。見た目には変化がない場合があります
- ブーリアン和算の処理に失敗した場合、通常の複数ループ統合にフォールバックします
関連機能
- 耐火被覆色分け — 梁・柱の耐火被覆範囲を塗潰し領域で色分け表示