パラメータ値の移動 使い方ガイド
同じ名前でパラメータグループが違う文字パラメータの間で、値を要素ごとに移動する機能です。
例: GUID 違いの共有パラメータ「☆財産区分」が「モデル プロパティ」と「セット」の2つに分かれていて、値がバラバラに入っている → すべて「セット」側にまとめる。
Excel で列を移す作業を、Revit 上で直接まとめて行えます(書き出し・読み込みは不要)。
実行手順
▶ ステップ1: 起動して読み込む
リボン「28 Tools」タブ →「パラメータ」パネル →「値の移動」をクリックします。
範囲(プロジェクト全体 / アクティブビュー / 選択要素)と「タイプパラメータも対象」を選び、「パラメータを読み込む」をクリックします。 同じ名前で2つ以上のグループにあるパラメータが集計されます(大容量モデルでは時間がかかります。進み具合が表示され、「中止」で止められます)。
▶ ステップ2: 移動元・移動先を選んで確認
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 移動元のグループ | 値を取り出す側(例: モデル プロパティ) |
| 移動先のグループ | 値を入れる側(例: セット) |
| 移動先にすでに違う値がある要素 | 「移動先の値を残す(その要素は移動しない)」または「移動元の値で上書きする」 |
一覧には、移動元・移動先の両方のグループにあるパラメータ名だけが表示されます。移動するパラメータにチェックを付けて「確認(件数を数える)」をクリックすると、パラメータごとに次の件数が表示されます(この時点ではまだ変更しません)。
| 列 | 意味 |
|---|---|
| 移動する | 実際に移動する要素の数 |
| 移動先なし | 要素(ファミリ)が移動先のパラメータを持っていないため移動できない数。移動元の値はそのまま残ります |
| 移動先に値あり | 移動先にすでに違う値があった数(「残す」なら移動しない/「上書き」なら上書きする) |
| 値の食い違い | 同じグループに同名パラメータが複数あり、違う値が入っていて決められない数(移動しません) |
▶ ステップ3: 移動を実行
「移動を実行」→ 確認画面で「はい」。移動先へ値を書き込み、移動元は空欄になります。
- 実行中は進み具合が表示され、「中止」で止めるとそれまでの変更はすべて元に戻ります
- 実行後は Revit の「元に戻す」(Ctrl+Z)1回で、移動全体を取り消せます
- 条件(グループ・チェック・上書きの選択)を変えたら、もう一度「確認」してから実行してください
値を失わないためのルール
- 移動先のパラメータを持たない要素は移動しません(移動元の値を消しません)
- 移動元に違う値が複数ある要素は移動しません
- 移動先にすでに値がある要素は、「残す」を選べば変更しません
処理の記録
C:\temp\Tools28_debug.txt に [ValueMove] として件数・処理時間が記録されます。
関連機能
- パラメータ値の一括置換 — 「未使用」などの値をまとめて置換・削除
- パラメータ整理 — 未使用パラメータの削除