シート一括作成 使い方ガイド
複数のシートをまとめて作成できる機能です。用途に応じて2つの作成方法から選べます。
| 作成方法 | 向いている場面 |
|---|---|
| 枚数を指定して連番で作る | 設計初期。とりあえずシートの枠だけ確保し、番号・名前は後から埋める |
| 番号と名前のリストから作る | 図面リストが確定済み。Excel の一覧からそのままシートを起こす |
できること
- 選んだ図枠(タイトルブロック)で、複数のシートを一度に作成します
- 連番モード: シート番号は「図面No + 連番」で自動採番。同じ図面No のシートがあればその続きから採番します
- リストモード: シート番号と名前を1枚ずつ指定できます。Excel の2列をそのまま貼り付けられます
実行手順
▶ ステップ1: コマンドの起動
リボン「28 Tools」タブ →「シート」パネル →「シート一括作成」ボタンをクリックします。
⚠️ プロジェクトに図枠ファミリが1つもロードされていない場合はエラーになります。先に「挿入」タブ →「ファミリのロード」→ タイトルブロック から読み込んでください。
▶ ステップ2: 図枠を選択
ダイアログの「図枠を選択」ドロップダウンから、使用する図枠を選びます。プロジェクトにロード済みのタイトルブロックが一覧表示されます。
▶ ステップ3: 作成方法を選ぶ
「作成方法」で次のどちらかを選びます。選んだ方の入力欄だけが表示されます。
- 枚数を指定して連番で作る(既定)→ ステップ4-A へ
- 番号と名前のリストから作る → ステップ4-B へ
4-A. 枚数を指定して連番で作る
▶ 作成枚数を入力
「作成枚数」に作りたいシートの枚数を入力します(1〜100)。既定は 5 枚です。
▶ 図面No を入力
「図面No」に、シート番号の先頭に付ける文字列を入力します(20文字まで)。
- 入力例:
A、S、D-駐住、A-棟 - 空欄にすると図面No なし(番号だけ)になります
4-B. 番号と名前のリストから作る
▶ シートリストを入力
テキストエリアに 1行に1シートずつ入力します。
入力形式: シート番号[Tab]シート名
A-001 建築平面図 1F
A-002 建築平面図 2F
A-003 建築平面図 3F
S-001 構造伏図 1F
💡 Excel からそのまま貼り付けられます。 Excel で「番号」列と「名前」列の2列を選択してコピーし、テキストエリアに貼り付けてください。列はタブ区切りで認識されます。
入力のルール
- 空行は無視されます
- タブが無い行は「番号のみ」とみなし、シート名は自動生成されます(
新規シート A-001等) - 3列目以降は無視されます。Excel で余分な列ごとコピーしても壊れません
- 入力内で同じ番号が重複している行は、最初の1行だけが使われます
作成を実行
「作成」ボタンをクリックすると、シートが作成され、結果ダイアログに枚数とシート番号が表示されます。
⚠️ リストモードで、すでにプロジェクトに存在するシート番号を指定した行はスキップされます(Revit はシート番号の重複を許さないため)。スキップした番号は結果ダイアログに一覧表示されるので、黙って減ることはありません。
採番のルール(連番モードのみ)
シート番号は次の形式になります。
| 図面No | シート番号 |
|---|---|
A |
A - 1、A - 2、A - 3 … |
D-駐住 |
D-駐住 - 1、D-駐住 - 2 … |
| (空欄) | 1、2、3 … |
同じ図面No のシートがすでにある場合は、その最大番号の次から採番されます。
例: プロジェクトに A - 1 〜 A - 5 がある状態で、図面No A・作成枚数 3 で実行すると A - 6、A - 7、A - 8 が作成されます。
💡 採番の対象は同じ図面No のシートだけです。
B - 57やS-101のような別の図面No・別形式のシートがあっても、Aの採番には影響しません。
シート名は 新規シート <シート番号> の形で自動生成されます(例: 新規シート A - 1)。
💡 シート名は Revit 本体の表示言語に合わせて生成されます。日本語版 Revit なら
新規シート A - 1、英語版 Revit ならNew Sheet A - 1になります。アドインの言語設定(JP/US/CN)ではなく Revit 側の言語に従うのは、カテゴリ名など Revit が生成する他の名前と揃えるためです。
出力結果
- 指定した図枠を使用したシートが一括作成されます
- 作成されたシートはプロジェクトブラウザの「シート」ツリーに追加されます
- 結果ダイアログに「作成枚数」「使用した図枠」「シート番号の範囲」が表示されます
作成後、シート番号・シート名は Revit のプロパティパレットから通常どおり編集できます。
トラブルシューティング
「図枠ファミリがロードされていません」と表示される
- プロジェクトにタイトルブロックファミリが読み込まれていません
- 「挿入」タブ →「ファミリのロード」→ タイトルブロック から読み込んでください
リストモードでシートがスキップされた
- 指定したシート番号がすでにプロジェクトに存在しています
- Revit はシート番号の重複を許さないため、そのままでは作成できません
- スキップされた番号は結果ダイアログに表示されます。番号を変えて再実行してください
連番が想定と違う番号から始まる(連番モード)
- 同じ図面No のシートがすでに存在していないか、プロジェクトブラウザで確認してください
- 採番は「同じ図面No の最大番号 + 1」から始まります
シート番号が - 1 のようになる(v2.1.2 以前)
- 旧バージョンには、図面No を空欄にすると番号の先頭に
-が付いてしまう不具合がありました - 現在は空欄なら
1、2、3になります - 旧バージョンで作った
- 1形式のシートがあっても、採番はその続きから正しく行われます
この機能でできないこと
- 連番モードで 100 枚を超えるシートを一度に作成すること(リストモードには上限はありません)
- 作成したシートへのビューの自動配置(作成されるのは空のシートです)
関連機能
- ビューポート位置 コピー&ペースト — 作成したシートのビューポート位置を他のシートに合わせる