図面の改訂前後を比べて「どこが変わったのか」を探すのは、目視だと見落としが起きがちです。この記事では、2つの図面PDFを重ね合わせ、変更点を色分けで一目で確認できる無料ツールの使い方を解説します。インストール不要・完全ブラウザ完結で、PDFは外部に送信されません。
図面PDFの比較とは
2枚の図面PDF(例:旧図と新図)をぴったり重ね合わせ、線の増減を色分けして表示することで、改訂箇所や変更点をひと目で把握する方法です。承認前のチェックや、施工図の変更点確認に役立ちます。
手作業での比較が大変な理由
- 目視では見落としが多い:線1本の追加・削除や寸法の微修正は、並べて見ても気づきにくい。
- 重ね合わせの位置合わせが面倒:印刷して透かして見る、画像編集ソフトで重ねる、といった作業は手間がかかる。
- 変更点の共有がしにくい:「ここが変わった」を口頭やメモで伝えると齟齬が生まれやすい。
無料ツールで図面PDFを比較する手順
28 Tools のPDF比較ツールは、2つのPDFを選ぶだけで差分を色分け表示します。基本の流れは次の4ステップです。
- 2つのPDFを選ぶ — 旧図・新図の2ファイルを指定
- 比較を実行 — ボタンひとつで自動的に重ね合わせ
- 色分け結果を確認 — 変更点が色で浮かび上がる
- 高画質でダウンロード — 結果を高解像度PDFで保存(216/300/600dpi)
色分けの意味
| 色 | 意味 |
|---|---|
| グレー | 共通部分(両方の図面に存在=変わっていない) |
| 青 | 旧図だけにある線(削除された部分) |
| 赤 | 新図だけにある線(追加された部分) |
💡 「赤=追加、青=削除」と覚えると直感的です。グレーのまま残っている部分は変更されていません。
プレビューの拡大・パンで細部確認
比較結果はプレビュー上で拡大・ドラッグ移動(パン)ができます。ホイールでカーソル位置を中心にズーム、ドラッグで移動、ダブルクリックでリセット。細かい寸法の変更や小さな記号の差分も、拡大してくっきり確認できます。
こんな場面で使える
- 改訂チェック — Rev.前後で本当に意図した箇所だけが変わっているかを確認
- 承認前の差分確認 — 提出図と修正版の違いを漏れなく把握
- 施工図の変更点把握 — 支給図の更新でどこが変わったかを素早く共有
よくある質問(FAQ)
本当に無料で使えますか?
はい、完全無料です。会員登録も不要で、ブラウザだけで完結します。
PDFは外部にアップロードされますか?
いいえ。比較処理はすべてブラウザ内で行われ、PDFがサーバーに送信されることはありません。
複数ページのPDFも比較できますか?
はい。複数ページのPDFに対応し、ページごとに比較結果を確認できます。
差分の色分けは何を表していますか?
共通部分はグレー、旧図だけにある線は青、新図だけにある線は赤で表示されます。
まとめ・関連ツール
図面PDFの比較は、無料ツールを使えば2ファイルを選ぶだけで変更点を色分け表示できます。目視での見落としを防ぎ、変更点の共有もスムーズになります。改訂チェックや承認前の確認にぜひご活用ください。
- PDF比較ツール — 2つの図面PDFの差分を色分けで比較
- ハッチングパターン作成ツール — Revit / AutoCAD 用の .pat をブラウザで作成
- Revit アドイン(無料) — 作図を効率化する 28 Tools のアドイン